宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 7/28 12:57 更新 太陽の北東の端に新しい黒点が現れています。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 太陽の北東の端(左上)から、新しい黒点が姿を現しています。 まだ端に近いため、磁場の順番ははっきりしませんが、 出現緯度は北緯26度程度と高く、 新しい第25活動周期の黒点の様です。 X線グラフは、全体の強度が少し上がっていますが、 Aクラスの小さい変化が起きている程度で、 活動は穏やかな様です。 太陽は、南半球の中央部にも2767黒点群が見えています。 太陽風は、速度は400km/秒、磁場強度は5nTと、 どちらも平均的な状態で安定しています。 磁場の南北成分は、グラフの後半で少し南を向いている以外は 弱い北寄りの傾向になっています。 磁気圏は穏やかで、AE指数はほとんど変化のない状態です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北東側(左上)に北極から縦に伸びるコロナホールが見えています。 低い緯度までは広がっていないようですが、 中央部まで進んだ時にどの様な広がりに見えるでしょうか。 太陽の北東の端に現れた新しい第25期の黒点。SDO衛星の磁場と可視光写真。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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