宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 7/31 12:53 更新 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。新しい黒点が現れるかもしれません。 担当 篠原 太陽風の速度は、330km/秒前後で推移しています。 低速の風が続いています。 磁場強度は、2〜3nTと弱くなっています。 磁場の南北成分は、 グラフの最初に南向きの変化が見られますが、 以降は、0nT前後の小さい変化になっています。 速度が下がっていることもあり、磁気圏は穏やかで、 AE指数は磁場が南向きになった頃に500nTの変化がありますが、 その他は静かな状態です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北極から伸びるコロナホールが良く見えています。 2〜3日後くらいに太陽風の変化が到来するかもしれません。 27日周期の図を見ると 前周期の7月5日に太陽風速度の高まりが到来しています。 この変化の回帰になるのかもしれません。 太陽には、2767、2768の2つの黒点群が見えています。 X線グラフはAクラスの小さい変化がある程度で、 太陽は穏やかです。 SDO衛星AIA193を見ると、 北東の端(左上)に明るい部分が見えています。 2768群の向こう側から、 新しい活動領域が近づいている様です。 新しい黒点の出現になるでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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