宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 7/26 09:51 更新 太陽風磁場の南向きの変化は終わり、磁気圏は穏やかになっています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風磁場の南向きの変化は小さくなり、 午後には0nT付近へ、そして夜には北向きに切り替わりました。 10nT近くに強まっていた磁場強度も、 その頃には5nTと平均的な値に下がり、 現在は2nTと弱くなっています。 一方、太陽風の速度は370km/秒とやや低速でしたが、 グラフの最後で400km/秒へ少し上がっています。 太陽風磁場の南向きの変化が終わったため、 磁気圏の活動は小さくなっています。 AE指数は、グラフの最初に1000nTに達する 大きい変化が起きていますが、 以降は500nTくらいの変化が時々起きている程度です。 Dst指数の速報値も昨日のグラフ以降は変化が小さくなり、 -75nTが最大の変化になっています。 太陽では、東側の赤道近くに見えた小さい黒点はすぐに消え、 南東の2767黒点群だけになっています。 黒点群の活動は特になく、穏やかです。 SDO衛星AIA193の太陽の北東の端(左上)を見ると、 コロナの明るい領域が少し盛り上がっています。 STEREO Ahead衛星によると、この向こう側に活動的な領域があり、 その上部が地球から見え始めている様です。 2〜3日後くらいに姿を現しそうです。 注目してください。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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