宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2020/ 7/25 09:21 更新 太陽風の磁場が強まり、南向きに変化して磁気圏の活動が高まっています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の磁場強度は10nTへ強まり、 現在までおよそ1日にわたってこの状態が続いています。 太陽風の速度は、昨日の午後に350km/秒へ少し上がり、 その後、じわじわと上昇して、 現在は380km/秒とやや低速程度に達しています。 太陽風の変化としては小規模ですが、 磁場が強まった頃から、南北成分が南向きに振れ続ける様になり、 現在まで -8nTとやや強まった状態が続いています。 この影響で磁気圏の活動も高まり、 AE指数は500〜1200nTの中・大規模の変化が続いています。 極域ではオーロラの活動が高まっているのではないでしょうか。 また、Dst指数の速報値は -77nTの変化になっていて(マイナスに強まります)、 中規模の磁気嵐が起きている様です。 (速報値なので、今後変化する可能性があります) 磁場の南向きが続いている間、 磁気圏の活動も高まった状態が続くでしょう。 太陽風の変化はどこまで続くのか、引き続き注目してください。 太陽では、東側の赤道近くに小さい黒点が現れています。 (掲載の可視光写真でも微かに見えています) 緯度が低いので、古い第24期の黒点だと思われます。 X線グラフにB1の小さい変化が起きていますが、 SDO衛星を見ると、こちらの領域で発生した様です。 2767黒点群は、特に変化は見られません。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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