宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 7/22 13:45 更新 太陽の南東に新しい黒点が現れています。太陽風は更に低速になっています。 担当 篠原 太陽の南東の端(左下)から黒点が現れています。 NOAAにより、2767群と番号が付けられています。 SDO衛星の磁場写真を見ると、新しい第25期の順番です。 緯度も南緯22度と高めで、 活動周期の初めの頃の特徴を示しています。 群番号が付けられた新しい活動周期の黒点は、 先月上旬に現れた2765群以来です。 X線グラフでは、 Aクラスの小さい変化が発生する様になっています。 今後の推移に注目して下さい。 太陽風は、速度が350km/秒から300km/秒へ下がり、 更に低速の風になっています。 磁場強度は、2〜5nTの間でゆっくりと変化しています。 磁気圏は穏やかで、AE指数は特に変化は起きていません。 SDO衛星AIA193では、 南半球側に淡いコロナホールが見えています。 今後、太陽風に影響が見られるでしょうか。 太陽の南東に現れた新しい第25期の黒点。SDO衛星の磁場と可視光写真。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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