宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 7/18 12:58 更新 太陽に小さい黒点が現れています。太陽風は平均的な速度が続いています。 担当 篠原 太陽の南半球の中央部に小さい黒点が発生しています。 南緯20度とやや高めの緯度で、 磁場の並びは新しい第25期の順番です。 7月に入って、 新しい活動周期の小さい黒点の発生が目立っています。 本格的に新しい周期が立ち上がるのでしょうか。 X線グラフに特に変化はなく、太陽は穏やかです。 太陽風は、400km/秒と平均的な速度で安定しています。 磁場強度は、3nTから6nTに上がって、また3nTに下がっています。 やや弱い状態です。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化する程度です。 磁気圏は穏やかで、AE指数は変化の見られない状態です。 SDO衛星AIA193では、 南東側(左下)のコロナホールが少し目立っています。 4〜5日後くらいに影響が見られるかもしれません。 太陽の南半球に現れた第25期の黒点。SDO衛星の磁場と可視光写真。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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