宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 7/10 14:31 更新 太陽の南西に小さい黒点が見えています。低速の太陽風が続いています。 担当 篠原 今朝早くから、太陽の南西(右下)に小さい黒点が現れています。 SDO衛星の可視光写真で見ることができます。 位置は、南緯28度程度と高く、 磁場の並びも左にN、右にSと新しい第25期の順番です。 時間変化の様子では、この後、黒点は消えてしまいそうです。 昨日は南東(左下)の領域に注目していましたが、 こちらに黒点は現れなかった様です。 また、昨日、9日10時(世界時9日1時)頃に、 太陽の西端(右端)近くでフィラメント噴出が発生していました。 太陽から飛び出して行くCME(コロナ質量放出)の様子を、 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。 地球から見て横方向に噴き出しているので、影響はありません。 太陽風は、310km/秒へ速度が下がり、更に低速になっています。 磁場強度は、4nT前後と平均的な状態です。 AE指数は、グラフが見にくい状態が続いていますが、 目立った変化はなく、磁気圏は穏やかです。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 太陽の西側に噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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