宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2020/ 7/ 7 12:36 更新 太陽に小さい黒点が2か所発生しています。太陽風はやや高速です。 担当 篠原 2766黒点群の黒点は、SDO衛星の画像では、 今日の未明くらいに見えなくなりました。 それと入れ替わるように、 東側(左側)の2か所に小さい黒点が発生しています。 1つは、北緯4度程度と赤道近くに現れていて、 古い第24期の黒点だと思われます。 磁場の並びは、南北に近い状態ですが、 若干、左にN極、右にS極と並んでいるようで、 これは第24期の順番です。 もうひとつは、北緯18度とやや高めで、 磁場の並びも左にS極、右にN極と、新しい第25期の順番です。 掲載の可視光写真では、 どちらにも小さい黒点が2個見えています。 黒点の出現頻度が上がってきたのでしょうか。 X線グラフは特に変化はなく、穏やかな状態です。 太陽風は、速度が500km/秒から470km/秒に少し下がり、 やや高速くらいの状態です。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な値です。 磁場の南北成分は、0nT前後で小さく変化する程度です。 磁気圏は穏やかで、AE指数は小規模の変化が見られる程度です。 太陽風速度の高まりは、2日ほど続いています。 前周期はもう2日ほど続きましたが、今回はどうなるでしょうか。 太陽の2か所に現れた新しい黒点。SDO衛星の磁場と可視光写真。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |