宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 7/ 2 12:11 更新 南東の黒点は小さいままです。6月の黒点数は 5.8 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、 6月の黒点相対数の月平均値は、 5.8 と発表されました。 6月の太陽は、3日に東端から2765黒点群が現れ、 そのまま西に進んで15日に西の端に沈みました。 このため、黒点相対数は13日間にわたって10前後の日が続きました。 この他にも、1日と、26日、27日にも黒点が観測されています。 月平均値は5.8となり、 1月の6.4、4月の5.4に続き、 昨年後半から続く1前後の低い平均値よりも、 少し高まった結果になりました。 無黒点の日数は14日と月の半分以下になっています。 これも1月以来です。 とは言え、黒点が増えてきたという印象はまだなく、 この後はどの様に進んでいくのでしょうか。 昨日太陽の南東に現れた黒点は、 SDO衛星の可視光写真を拡大すると、現在も小さく見えています。 左横にも小さい黒点が新しく現れている様です。 X線グラフでは、Aクラスの小さい変化が起きていますが、 活動が高まっている様子ではありません。 太陽風は、320〜340km/秒の低速の風が続いています。 磁場強度は、5nT前後が続いていましたが、 グラフの最後で3nTとやや弱くなっています。 磁気圏は穏やかで、 AE指数は小規模の変化が時々見られる程度です。 太陽黒点相対数の長期変化。6月の黒点相対数は 5.8 でした。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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