宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 7/ 1 12:18 更新 太陽の南東に小さい黒点が現れています。低速の太陽風が続いています。 担当 篠原 昨夜遅くくらいから、太陽の南東に新しい黒点が現れています。 SDO衛星による磁場と可視光の写真を掲載します。 磁場の並びは新しい第25期の順番で、 位置も南緯24度程度と高めです。 見え始めたばかりですが、この後どの様に変化するでしょうか。 一方、X線グラフにはAクラスの変化が発生しています。 南西の端に沈んで行った領域で発生した小さいフレアです。 太陽風は、昨日のニュースの後は速度が低下して、 現在は330km/秒となっています。 磁場強度は、5nTから3nTへ下がり、現在は5nTに戻っています。 磁場の南北成分は、弱い北寄りから弱い南寄りに変化しています。 速度が下がっていることもあり、磁気圏は穏やかで、 AE指数は小さい変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193は、 北半球の中緯度域にやや淡いコロナホールが見える程度です。 太陽風は穏やかな風が続きそうです。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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