宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 6/10 12:19 更新 太陽風はやや高速になっています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨夜の段階で400km/秒を割るくらいまで下がったのですが、 今日の未明から再び高まり、 現在は460km/秒とやや高速の状態になっています。 27日周期の図を見ると、 一昨日(6月8日)の速度の高まりと同じくらいの変化になっています。 磁場強度は、速度が高まる頃に7nTへ少し上がりましたが、 現在は下がって、5nTと平均的な状態です。 南北成分は、グラフの中盤で南向きの変化が発生していますが、 その他は0nT付近です。 磁気圏は概ね静穏で、 磁場が南を向いた頃にAE指数に600nTの変化が発生していますが、 その他は変化のない状態です。 SDO衛星AIA193では、 低緯度域に目立つほどのコロナホールは見られません。 今回の速度変化は、どの様に推移するでしょうか。 太陽は2765黒点群が見えていますが、 X線グラフの変化は少なくなり、活動は静かになっている様です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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