宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 6/ 8 12:46 更新 太陽風の速度が上昇し、やや高速になっています。 担当 篠原 昨日の午後から太陽風の速度がゆっくりと上昇して、 今朝、8日7時(世界時7日22時)に470km/秒と やや高速の状態に達しました。 以降、この速度で安定しています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 はっきりとしたコロナホールは見えなかったのですが、 太陽から速度の高まりがやって来ていた様です。 磁場強度は、3nTから12nTに強まり、 現在は4nTと平均的な状態に戻っています。 このため、速度の上昇もこの辺りまでかもしれません。 磁場の南北成分は、磁場強度がピークに達した頃から 南北に変化する様になっていますが、 磁気圏の活動は限定的で、 AE指数は300〜500nTの小規模の変化が起きている程度です。 今回の速度の高まりはどの様に推移するでしょうか。 注目してください。 2765黒点群では、小さい活動が続いています。 今朝、8日6時半(世界時7日21時半)には、 B6.4の小さいフレアが発生しています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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