宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:23)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 4 --- ---
6/ 3 --- ---
6/ 2 --- ---

黒点  6/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
2765 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 321 -0.8
-2 h 317 -2.5
-4 h 328 -0.2
-6 h 322 -0.1
-8 h 337 +0.3
-10 h 320 -1.0
-12 h 331 -1.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -17 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^1
6/ 4 0.7 2x10^2
6/ 3 0.7 2x10^2
6/ 2 0.7 2x10^2
6/ 1 0.7 2x10^2
5/31 0.7 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
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SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/ 5/30 10:25 太陽の北東端でM1.1の中規模フレアが発生しました。Mフレアは2年7か月ぶりです。
2020/ 5/31 10:57 太陽の北東に小さい黒点が見えています。活動は静かになっています。
2020/ 6/ 1 11:58 太陽風は平均的な速度が続いています。太陽は穏やかです。
2020/ 6/ 2 12:14 太陽の南東端の向こう側でフレアが発生しています。太陽風の磁場が少し強まっています。
2020/ 6/ 3 13:14 太陽の東端から黒点が現れました。太陽風は低速です。
最新のニュース

2020/ 6/ 4 12:23 更新
東端の黒点は2765群となりました。5月の黒点数は 0.2 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、
5月の黒点相対数の月平均値は、 0.2 と発表されました。

5月1日に 4 、31日に 2 と、
小さい数値が2回記録されているだけで、
その間の29日間は無黒点となっています。

0.2 という値は、今回の極小期のここまでの記録としては最小値です。
これに次ぐのは、2020年2月と2019年10月の 0.4 です。
また、前回の極小期では、
2009年8月に 0 (1か月間無黒点)や、2008年8月に 0.3 、
という小さい値が記録されています。

現在、東端に新しい周期の黒点が現れていて、
そちらに注目が行ってしまいますが、
長い目で見ると、まだこの様な状態でもあるのです。



太陽の東端に現れた黒点は、2765群と番号が付けられています。
位置は南緯24度と高めで、磁場の並びも新しい第25期の順番です。

X線グラフを見ると、Aクラスの小さい変化が数回発生していますが、
活動は落ちつている印象です。
一旦静かになって、再び高まるのか、
このまま弱まっていくのか、今後の推移に注目して下さい。


太陽風は、小幅ですが320km/秒へ速度が下がっています。
磁場強度は、3〜4nTとやや弱い状態です。

磁気圏は穏やかで、AE指数は小さい変化が見られる程度です。

SDO衛星AIA193では、低緯度域はぼんやりと光っているだけです。
太陽風は穏やかな状態が続きそうです。



太陽黒点相対数の長期変化。5月の黒点相対数は 0.2 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の月毎の無黒点日の日数。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


太陽の東端の2765黒点群。SDO衛星の磁場と可視光写真。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。