宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:14)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 2 --- ---
6/ 1 --- ---
5/31 --- ---

黒点  6/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
2764 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:04 323 -3.4
-2 h 344 -5.9
-4 h 364 -6.5
-6 h 374 -5.7
-8 h 366 -3.8
-10 h 362 -1.4
-12 h 367 -0.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -14 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h 3 -/ -
-8 h 9 -/ -
-10 h 3 -/ -
-12 h 3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^1
6/ 2 0.7 2x10^2
6/ 1 0.7 2x10^2
5/31 0.7 1x10^2
5/30 0.8 2x10^2
5/29 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/ 5/28 12:21 低速の太陽風が続いています。太陽の向こう側でフレアが発生しました。
2020/ 5/29 14:02 太陽の北東端から活動的な領域が近づいています。太陽風は低速で安定しています。
2020/ 5/30 10:25 太陽の北東端でM1.1の中規模フレアが発生しました。Mフレアは2年7か月ぶりです。
2020/ 5/31 10:57 太陽の北東に小さい黒点が見えています。活動は静かになっています。
2020/ 6/ 1 11:58 太陽風は平均的な速度が続いています。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2020/ 6/ 2 12:14 更新
太陽の南東端の向こう側でフレアが発生しています。太陽風の磁場が少し強まっています。

担当 篠原

太陽で、昨夜(1日21時(世界時1日12時)頃)から
今日未明(2日2時(世界時1日17時)頃)にかけて、
AクラスとBクラスの小さいX線強度の増加が発生しています。

SDO衛星AIA193の太陽の南東端(左下)が少し明るく見えていますが、
太陽の向こう側の活動的な領域でフレアが発生した様です。

太陽を左横側から観測しているSTEREO Ahead衛星の
EUVI195の動画を掲載します。
この写真では、太陽の中央部の左下寄りに
活動を起こした領域が見えています。
拡大写真の画像はまだ粗いですが、
フレアを起こしている様子を見ることができます。

この領域は、この後、太陽のこちら側に回ってきます。
どの様な状態で姿を現すか、注目して下さい。

太陽のこちら側は、現在は無黒点です。


太陽風は、今日未明から磁場強度が強まり、
現在は7nTとやや強い状態になっています。
太陽から磁場のかたまりが飛び出してきたのかもしれません。
速度は、昨日の400km/秒から、
現在は330km/秒へ下がっています。

磁場が強まり始めた頃から南北成分は南向きに偏る様になり、
-7nTくらいまで強まりました。
この影響で、AE指数は500nT程度の中規模の変化が発生しています。
速度が下がっているので、磁気圏の変化はあまり強まらなかった様です。

太陽風のグラフでは、磁場の南向きの変化は弱まり始めています。
この後、磁気圏の変化は次第に小さくなりそうです。




STEREO Ahead衛星による、太陽の南東端の向こう側で発生したフレア。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。