宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2020/ 6/ 2 12:14 更新 太陽の南東端の向こう側でフレアが発生しています。太陽風の磁場が少し強まっています。 担当 篠原 太陽で、昨夜(1日21時(世界時1日12時)頃)から 今日未明(2日2時(世界時1日17時)頃)にかけて、 AクラスとBクラスの小さいX線強度の増加が発生しています。 SDO衛星AIA193の太陽の南東端(左下)が少し明るく見えていますが、 太陽の向こう側の活動的な領域でフレアが発生した様です。 太陽を左横側から観測しているSTEREO Ahead衛星の EUVI195の動画を掲載します。 この写真では、太陽の中央部の左下寄りに 活動を起こした領域が見えています。 拡大写真の画像はまだ粗いですが、 フレアを起こしている様子を見ることができます。 この領域は、この後、太陽のこちら側に回ってきます。 どの様な状態で姿を現すか、注目して下さい。 太陽のこちら側は、現在は無黒点です。 太陽風は、今日未明から磁場強度が強まり、 現在は7nTとやや強い状態になっています。 太陽から磁場のかたまりが飛び出してきたのかもしれません。 速度は、昨日の400km/秒から、 現在は330km/秒へ下がっています。 磁場が強まり始めた頃から南北成分は南向きに偏る様になり、 -7nTくらいまで強まりました。 この影響で、AE指数は500nT程度の中規模の変化が発生しています。 速度が下がっているので、磁気圏の変化はあまり強まらなかった様です。 太陽風のグラフでは、磁場の南向きの変化は弱まり始めています。 この後、磁気圏の変化は次第に小さくなりそうです。 STEREO Ahead衛星による、太陽の南東端の向こう側で発生したフレア。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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