宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 5/21 12:31 更新 太陽風は低速になり、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日のニュースの後に410km/秒へまた少し上がり、 その後はゆっくりと低下が続いて、 現在は350km/秒と低速の風に変わっています。 磁場強度は、3〜5nTで推移しています。 磁場の南北成分は、グラフの中盤までは0nT付近ですが、 終わり頃から弱い南寄りになっています。 AE指数はずっと静かな状態ですが、 この後、小規模の変化が見られる様になるかもしれません。 SDO衛星AIA193は、北極と南極にコロナホールがあるだけで、 その他は全体的にぼんやりと光っています。 太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 27日周期の図では、 前周期の4月22日に、一瞬だけ速度が500km/秒に達しています。 これ以降、太陽風の速度は一周期(27日間)に渡って 500km/秒に達する変化は到来していません。 (データエラーの高まりが時々含まれていますが) 今回の極小期でも、ここまで落ち着いたのは初めての様です。 太陽は無黒点です。 X線グラフでは、Aクラスの小さい変化が発生しています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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