宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 5/20 12:09 更新 太陽風はやや低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 昨日のニュースの後も、太陽風の速度は少しずつ上昇し、 昨夜遅くに390km/秒まで上がりました。 一方、8nTに少し強まっていた磁場強度は、 この頃に4nTへ下がっています。 太陽風速度の高まりは、この辺りで一段落となった様で、 現在は370km/秒へ少し下がり、やや低速の状態に戻っています。 磁場強度は、4nTで安定しています。 27日周期の図を見ると分かりやすいですが、 どちらも小さい変化で、太陽風としては穏やかな状態が続いています。 磁場の南北成分は、昨日のニュースの後に南向きにやや強まりました。 (太陽風のグラフの前半の変化) このため、磁気圏の活動も少し高まって、 AE指数では、300nTの小規模の変化がしばらく続いています。 その後は南北成分が0nT付近になり、磁気圏も穏やかになっています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の低緯度域はぼんやりと光っているだけです。 穏やかな太陽風が続きそうです。 太陽は無黒点です。 X線グラフも変化はなく、太陽は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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