宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 5/16 13:46 更新 太陽風は低速で、磁気圏もとても穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、今日も300〜320km/秒の低速の状態で安定しています。 磁場強度は、一時的に8nTに少し強まる変化が発生していますが、 すぐに下がって、現在は3nTとやや弱い状態に戻っています。 磁場の南北成分は、弱い北寄りになっています。 低速風ということもあり、磁気圏はとても穏やかです。 AE指数は変化が見られない状態です。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部に小さいコロナホールが見えています。 3日後くらいの太陽風に、弱い変化が見られるかもしれません。 その他は、極域を除いてぼんやりと光っているだけで、 基本的には、穏やかな太陽風が続きそうです。 太陽は無黒点です。 SDO衛星AIA193では、北東の端(左上)が明るくなっていて、 活動的な領域がこちら側に近づいています。 X線グラフの強度も上がり始めていて、 Aクラスの小さい変化も発生しています。 明日にはこの領域が見えそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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