宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 5/ 4 13:04 更新 太陽に小さい黒点が2か所発生しています。低速の太陽風が続いています。 担当 篠原 太陽の南半球の東西の2か所に、とても小さい黒点ができています。 磁場の順番は、どちらも左にN極、右にS極と、 新しい第25期の南半球側の並びになっています。 緯度は、東は南緯23度、西は南緯20度程度と、 活動周期の初期の頃によく現れる位置です。 はっきり見えるほどの大きさになるかどうか、 しばらく注目してください。 このところ、黒点が現れる頻度が上がっています。 この傾向は続くでしょうか。 X線グラフは静かです。 太陽風は、300〜320km/秒と低速の風が続いています。 磁場強度は、5nTから一時的に10nTに強まって、 その後、5nTに戻っています。 太陽風磁場の大まかな方向が「T」から「A」に切り替わっているので、 これに関係する変化の様です。 磁気圏は穏やかです。 AE指数は小さい変化が起きている程度です。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールが南極側から縦に細長く伸びています。 横の広がりがないので、影響はあまり見られないでしょう。 太陽の南半球の東西に現れた新しい黒点。SDO衛星による磁場と可視光の写真。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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