宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 5/ 3 13:20 更新 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 しばらく太陽が賑わっていたので、 およそ10日ぶりになりましたが、 ロシア・ムルマンスクの福島留美さんからいただいた、 4月のオーロラ写真を紹介します。 春分を過ぎて夜がだんだんと短くなり、 オーロラの季節の終わりに近付いた頃の撮影です。 いずれも、太陽風の速度は400km/秒台と普通の状態でした。 11日は磁場が南向きにやや強まって、 オーロラの活動も高まっていました。 地上の景色との組み合わせが素晴らしいです。 3、4枚目では、カシオペヤ座のWが、 地平線のずっと上を下方通過していて、 高緯度地域らしい星空になっています。 4月16日から5回に渡って 今年1〜4月のムルマンスクのオーロラを紹介しました。 今期も素晴らしい写真をどうもありがとうございました。 秋に新しいオーロラの季節を迎えるのを楽しみにしています。 太陽風は、グラフが一部乱れていますが、 330km/秒の低速の風が続いています。 磁場強度も、4〜5nTで安定しています。 磁気圏も穏やかで、AE指数は小さい変化が起きている程度です。 SDO衛星AIA193では、低緯度域にコロナホールは見られず、 この後も、太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 太陽は、無黒点になっています。 X線グラフも変化はありません。 4月1日にロシア・ムルマンスク州のアパチット市で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、ジガーノフ・V氏 4月1日にロシア・ムルマンスク州のアパチット市で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、イストミン・V氏 4月2日にロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、ステパーネンコ・A氏 4月11日にロシア・ムルマンスク州のコヴドール市で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、アプレスニン・M氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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