宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2020/ 4/30 12:23 更新 2760黒点群に再び黒点が現れています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽の北西(右上)に現れた黒点は、2762群と番号が付きました。 今日に入った頃から黒点が次第に小さくなり、 掲載の可視光写真では見えないくらいになっています。 一方、赤道近くの2760群に黒点が再び現れ、 掲載の写真でも目立っています。 X線グラフでは、Aクラスの小さい変化が数回発生しています。 最初のフレアは、現在は見えなくなっている南西側の2761群で起きています。 以降の活動は、赤道近くの2760群で起きている様ですが、 SDO衛星の画像では、はっきりとは分かりませんでした。 太陽風は、速度が300lmk/秒へ下がり、更に低速になっています。 磁場強度も、2〜4nTとやや弱い状態で推移しています。 磁場の南北成分は、弱い南寄りが続いていますが、 速度が下がっているため、磁気圏は穏やかで、 AE指数は小さい変化が時々見られる程度です。 27日周期の図を見ると、前周期の太陽風は、 400km/秒台と平均的な速度が続いていたのですが、 今回はこのまま低速風が続くのでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |