宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 3/ 5 13:37 更新 太陽風はやや低速になっています。アイスランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、アイスランドで現地2日の深夜に撮影された オーロラの写真をいただきました。 アイスランドは天候が悪かったそうで、北西のフィヨルド地方へ行き、 3晩目にやっとオーロラに出会えたそうです。 2日の23時以降に出始めて、 午前2時を過ぎてもずっと出ている状態だったとのことです。 月が明るく、フィヨルドが映えたとのことです。 3枚目は連続写真になっています。 この頃の太陽風は平均的な状態で、 AE指数も小さい変化が起きている程度と、 穏やかな状況で撮影されたオーロラです。 1枚目は、左側の中程にカシオペヤ座があり、 中央少し左寄りの上端近くに北極星が見えています。 2枚目は、月のすぐ上にぎょしゃ座の五角形があり、 オーロラが一番光っている辺りにカシオペヤ座が見えています。 星座と対応させながら写真を見ると、 夜空での大きさを想像しやすくなります。 素敵な雰囲気の写真をありがとうございます。 太陽風は、速度が370km/秒へ下がり、やや低速になっています。 磁場強度は、4nTから6nTへ少し上がっていますが、平均的な状態です。 磁場の南北成分は、グラフの中央部で南向きの変化が続いていて、 AE指数も300〜500nTの小規模の変化が発生しています。 その後は、磁場は北寄りになり、磁気圏も静かになっています。 27日周期の図を見ると、前周期の太陽風は速度が高まりましたが、 今回は穏やかなまま推移しています。 一方、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 南極のコロナホールがやや迫り出していることと、 赤道域に淡いコロナホールが見えています。 これからこの影響がやって来るかもしれません。 太陽は、無黒点で穏やかです。 アイスランドで現地2日深夜に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 アイスランドで現地2日深夜に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 アイスランドで現地2日深夜に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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