宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 3/ 3 12:31 更新 太陽風は平均的な状態です。2月の黒点数は 0.4 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、 2月の黒点相対数の月平均値は、 0.4 と発表されました。 1月の月平均値が6.4と少し高まっていたので、 2月の数値に注目していたのですが、 黒点が記録されたのは2月1日の1日だけで、 以降、28日連続で黒点相対数は0となっています。 0.4という値は、2019年10月とともに、 今回の極小期の月平均値の最低記録です。 もう少し細かくデータを見ると、 2月の平均値は、黒点相対数の合計 11 ÷ 29日 = 0.38 であるのに対し、 昨年10月は、合計 13 ÷ 31日 = 0.42 となり、 わずかな違いですが、2月の方がより低くなっているとも言えそうです。 無黒点日の日数は、28日でした。 数値としては昨年8月と10月の29日よりも小さいですが、 2月は29日しかなかったため、 割合としては、2月は 97%、2019年8月、10月は 94%と、 今回の極小期中最大となっています。 最近は、磁場の強まりも現れなくなって、 寂しい太陽が続いています。 この状態はいつまで続くのでしょうか。 今日も太陽は無黒点で、穏やかです。 太陽風は、430km/秒前後と平均的な状態で推移しています。 磁場強度も5nTと平均的です。 磁場の南北成分は北寄りで、磁気圏は穏やかです。 AE指数は小さい変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193では、 太陽の南極側からコロナホールが低緯度側にやや伸びています。 また、赤道域にも淡いコロナホールが見えている様です。 3日後くらいに影響がやって来るかもしれません。 一方、27日周期の図を見ると、 明日くらいから前周期の太陽風の高まりが回帰してくるかもしれません。 この後、太陽風はどの様な変化になるでしょうか。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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