宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 2/29 13:43 更新 太陽風の速度はやや高速になっています。フィンランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、フィンランド北部のサーリセルカで 現地25日夜(日本時間26日未明)に撮影された オーロラの写真をいただきました。 太陽風の速度は350km/秒と低速で、 AE指数のグラフもほとんど変化がない、静かな頃です。 高坂さんによると、 なんとか北の空にオーロラを見ることができたとのことです。 空の低い所に、細くたなびくように光っていて、 オーロラの活動度の低さが感じられます。 1枚目のオーロラの上には、 はくちょうからカシオペヤにかけての天の川が見えています。 左側の中程には、アンドロメダ大星雲も写っています。 最近の宇宙天気らしいオーロラの見え方かもしれません。 どうもありがとうございます。 この写真は、26日朝に速報としていただいていたのですが、 私の都合で掲載が3日遅れになりました。 太陽風は、昨夜から速度が上昇を始め、 今日の未明に450km/秒とやや高速の状態になっています。 磁場強度も、昨日の午後から7nT程度にやや強まっていました。 現在は5nTへ少し下がっています。 前周期の太陽風速度の高まりが、 このタイミングで回帰して来たのかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、北寄りになっています。 このため、磁気圏は穏やかなままで、 AE指数は、小規模の変化が見られる程度です。 太陽風速度の高まりは、この後も続くでしょうか。 太陽は、無黒点で穏やかです。 鹿児島高専は、今日から春休みです。 昨日までは、1年間の成績の取りまとめで大忙しでした。 フィンランド北部のサーリセルカで、現地25日夜に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 フィンランド北部のサーリセルカで、現地25日夜に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 フィンランド北部のサーリセルカで、現地25日夜に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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