宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 2/22 13:49 更新 太陽風はやや高速になっています。カナダのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、カナダ北東部のバフィン島付近を飛行中の 機内から撮影されたオーロラの写真をいただきました。 撮影は、現地19日午後とのことで、 世界時では19日遅くから20日にかけてとなりそうです。 すると、太陽風磁場の乱れが終わって、 磁気圏は少し落ち着いた頃でしょうか。 高坂さんによると、今回は活動が大きくなりそうだったので、 右側の窓(南側・低緯度側)を取って、撮影に臨んだそうです。 バフィン島付近を飛んでいる頃、オーロラは一番活発になっていたそうです。 主翼も写っていて臨場感のある写真です。 2、3枚目の右下にはオリオン座が写っています(高度が低いです)。 3枚目はiPhoneによる撮影とのことで、 フルサイズの一眼と比べると画質は下がりますが、 手軽にこれだけの写真が撮れるのは素晴らしいですね。 旅情ある写真をどうもありがとうございます。 太陽風は、昨日の午後から速度が高まり、 480km/秒とやや高速になっています。 磁場強度は、5nTから3nTへ下がって、やや弱くなっています。 磁気圏はやや活発な状態で、 AE指数は小規模の変化が続き、時々、変化が大きくなっています。 27日周期の図を見ると、前周期は低速の太陽風が続いていて、 今回は様子が変わっています。 この後はどのように推移するのでしょうか。 太陽は、無黒点で穏やかです。 (c) 高坂雄一氏 現地19日午後にバフィン島付近の機中で撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 現地19日午後にバフィン島付近の機中で撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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