宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2020/ 2/ 8 12:29 更新 高速太陽風は速度が下がり始めています。太陽の南西に小さい黒点が現れています。 担当 篠原 昨夜から、太陽の南西(右下)に小さい黒点ができている様です。 SDO衛星による磁場と可視光の写真を掲載します。 (この大きさの画像だと、黒点は見えなくなっています) 磁場の並びは、新しい第25活動周期の順番です。 発生した位置も南緯32度程度と高めになっています。 活動は特になく、太陽は穏やかです。 太陽風の速度は、昨日の夜までは600km/秒付近を保っていましたが、 今日の未明から次第に低下して、 現在は530km/秒と高速の状態は続いていますが、 一段下がった速度になっています。 27日周期の図の前周期と同様に、 速度の高まりは短い期間で終わるのかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの中盤で南寄りに変化しています。 このため、磁気圏の活動も高まった状態が続き、 AE指数は500nT程度の中規模の変化が やや時間をおいて、次々に発生しています。 太陽風のグラフの最後では、磁場は北寄りに傾向が変わっています。 この状態が続けば、磁気圏は静かになるでしょう。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部の北半球側にコロナホールが見えています。 この影響が3日後くらいにやって来るでしょうか。 太陽の南西側に現れた第25活動周期の黒点。SDO衛星による磁場と可視光の写真。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |