宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 1/ 9 12:11 更新 新しい周期の黒点が現れています。太陽風は速度が少し高まっています。 担当 篠原 SDO衛星のwbeページを参照できない状態が続いています。 SOHO衛星のページに掲載されている 今日のSDO衛星の可視光写真によると、 太陽の北西側(右上)に、新しい第25期の黒点が出現している様です。 磁場写真と可視光の写真を掲載します。 発生した位置は、北緯23度程度と高めです。 磁場の順番は、左がS極(黒)、右がN極(白)となっていて、 これは新しい活動周期の北半球の順番です。 1月2日に紹介した南半球の新しい領域の順番と反対になっています。 可視光写真では、黒点も見えています。 今日の時点では、NOAAの報告書に番号は付けられていませんでした。 明日は掲載されているかもしれません。 この他に黒点は見られず、 X線グラフも穏やかです。 太陽風は、昨夜くらいから速度が400km/秒台に上がり、 現在は440km/秒と少し高まった状態です。 磁場強度も、3nTから6nTへ少し上がっています。 コロナホールに関係する変化が到来しているのでしょうか。 磁場の南北成分は、グラフの後半から南寄りに推移しています。 これに合わせて磁気圏の活動も少し高まっていて、 AE指数のグラフでは、 300〜500nTの小規模の変化が連続的に発生しています。 太陽風は、この後どの様に変化するでしょうか。 太陽の北西側に現れた第25活動周期の黒点。SDO衛星による磁場と可視光の写真。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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