宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/12/23 12:40 更新 再び小さい黒点が現れました。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 SDO衛星AIA193の太陽の中央部の明るく光る地点で、 一昨日に続いて、昨夜も一時的に黒点が発生しました。 今朝早くに消えて、現在は見えません。 赤道に近く、現在の第24活動周期の黒点の様です。 その他に変化はなく、太陽は穏やかです。 太陽風は低速の状態が続いています。 速度は、昨夜にかけて340km/秒まで下がり、 その後ゆっくりと上がって、現在は370km/秒です。 磁場強度は、5nTと平均的な値で安定しています。 南北成分は、南北の変化が小さくなっています。 磁気圏は穏やかで、AE指数はデータが少ないので不確かですが、 一時的に小さい変化が起きている程度で、 全体としては静穏です。 27日周期の図の前周期の太陽風を参考にすると、 年末から新年にかけて、穏やかな状態が続きそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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