宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/12/19 11:03 更新 高速太陽風が到来しています。太陽に小さい黒点が現れています。 担当 篠原 高速の太陽風が到来しています。 昨日のニュースのすぐ後に、 太陽風の磁場強度は10nT近くまで強まりました。 続いて速度も上昇を始め、 夜には530km/秒まで高まって、高速の風になっています。 27日周期の図を見ると、 前周期から少し遅れるくらいで変化が到来しています。 速度が高まっていたころ、 磁場の南北成分も変化が大きくなり、 -10nT近い南向きの強い変化も到来しています。 速度の高まりもあり、磁気圏の活動は強まって、 AE指数は、現時点ではデータが整っていませんが、 1000nTに達する大きい変化も観測されている様です。 太陽風のグラフの後半では、 磁場強度は5nTと平均的な値に下がり、 南北の変化も小さくなっています。 しかし、速度は高まったままなので、 磁場が南向きに変化すれば、磁気圏の活動も高まるでしょう。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風速度の高まりは4日ほど続いています。 今回も同様と考えた場合、 3日後の22日くらいに速度は下がっていきそうです。 太陽は、北東の端(左上)に小さい黒点が現れています。 掲載の写真では、小さい白斑が見えるだけです。 位置は北緯22度くらいで、新しい第25期の黒点かもしれません。 磁場の順番は、端に近すぎてよく分かりません。 明日には見やすくなるでしょう。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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