宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/12/20 12:04 更新 黒点は見えなくなっています。高速太陽風は速度が下がり始めています。 担当 篠原 昨日、太陽の北東(左上)に現れた小さい黒点は、 夕方には見えなくなってしまいました。 磁場の並びを見ると、新しい第25活動周期の順番です。 この他には黒点はなく、太陽は穏やかです。 太陽風の速度は、530km/秒から480km/秒くらいに ゆっくりと下がっています。 高速の状態は続いていますが、勢いは下がっています。 磁場強度は5nTから3nTへ下がって、やや弱くなっています。 前の周期は600km/秒まで速度が高まったのですが、 今回はそこまで行かずに終わりそうです。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの前半は南寄りですが、後半はやや北寄りになっています。 AE指数も19日の中盤まではある程度の変化が続いていますが、 その後は静かになっています。 磁場強度が下がったことや、速度もやや高速くらいになってきたので、 この後の磁気圏の変化は、小規模程度に留まりそうです。 SDO衛星AIA193では、 南東側(左下)にぼんやりとコロナホールが見える程度です。 この後、太陽風は穏やかに推移しそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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