宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/12/ 2 13:12 更新 太陽風は低速になっています。11月の黒点数は 0.5 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、 11月の黒点相対数の月平均値は、 0.5 と発表されました。 先月に続いて月平均値が 1.0 を割っています。 今回の極小期としては5回目 (2019年2月、7月、8月、10月、11月) です。 この回数については、 前回の極小期の4回 (2008〜2009年にかけて) を上回りました。 これにより、13か月平均値(図の赤線)は、 5月時点で 3.9 に下がっています。 数字そのものを比較してもあまり意味がないと思いますが、 前の極小期に 4.0 を割ったのは、2008年8月で 3.8 でした その4か月後の2008年12月に 2.2 まで下がって極小を迎えています。 今回はこの後どこまで下がっていくのでしょうか。 また、11月に黒点相対数が 0 でなかったのは、 1日、2日、4日、13日の4日だけでした。 無黒点の日は 26日となり、 25日以上の月は6月から6か月連続になりました。 現在の極小期としては 9回目で、 こちらの記録も前回の極小期に並びました。 周期の切り替わりがどこでやって来るのか、 今後の黒点が増え始める瞬間に注目してください。 太陽は今日も無黒点です。 X線グラフも変化はありません。 太陽風は、速度が350km/秒へ下がり、 低速の状態になっています。 磁場強度も2〜4nTとやや弱くなっています。 27日周期の図を見ると、前周期の太陽風は、 この辺りから400km/秒程度に高まっていたのですが、 今回はどうでしょうか。 磁気圏は静穏で、AE指数は小さい変化が見られる程度です。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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