宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/11/14 11:51 更新 太陽に小さい黒点が見えています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽の南東に現れた活動的な領域は、 2752と番号が付けられています。 SDO衛星の拡大写真では小さい黒点が見えている様ですが、 NOAAの今朝の報告書には、 黒点を持たない領域として記載されています。 X線グラフに変化はなく、活動度は低い様です。 太陽風は、350km/秒で安定した速度が続いています。 磁場強度は5nTと平均的な値に戻っています。 更にグラフの最後で2nTに下がっていますが、 一時的な変化かもしれません。 磁場の南北成分は、北寄りから0nT付近に下がっています。 南向きの変化は小さいままなので、磁気圏は穏やかで、 AE指数は変化の見られない状態です。 SDO衛星AIA193では、 太陽中央部の南半球のコロナホールが少し西側に進んでいます。 2〜3日後くらいから影響がやって来るかもしれません。 また、東端(左端)の北半球側から次のコロナホールが見え始めています。 この領域は、前周期の10月24日にやって来た高速太陽風の発生源です。 今回も注目してください。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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