宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/11/13 12:37 更新 太陽に新しい黒点が現れています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽の南東の端(左下)から、新しい黒点が現れました。 今朝のNOAAの報告書では、まだ群番号は付けられていません。 太陽の端に近いため、 磁場写真を見ても極性の並びはよく分かりません。 現れた緯度が南緯23度くらいと高めなので、 新しい第25活動周期の黒点ではないでしょうか。 SDO衛星AIA193の動画を参照すると、 小さい活動が起きている様子が分かります。 この後どの様に推移するでしょうか。 太陽風は、350km/秒と低速の状態で安定しています。 磁場強度は少しずつ下がって、 7nTと平均的な値に戻りつつあります。 磁場の南北成分は、北向きの傾向が続いています。 磁気圏はとても静かで、AE指数は変化のない状態です。 SDO衛星AIA193では、 南半球を縦に伸びるコロナホールが、太陽の中央線に達しています。 前周期はこの領域の影響は特に見られなかったのですが、 今回はどうでしょうか。 3〜4日後くらいの太陽風の変化に注目してください。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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