宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/11/12 12:31 更新 太陽風の磁場がやや強まっています。水星の太陽面通過が起きました。 担当 篠原 昨夜から今日未明にかけて、 水星が太陽面を横切る現象が発生しました。 時間帯が悪く、日本では直接見ることができませんでしたので、 SDO衛星の写真を使ってその様子を紹介します。 太陽を左から右に向かって、小さい黒丸が進んでいます。 SDO衛星の紹介ページでは、 より詳しい様々な動画を見ることができます。 どうぞご覧下さい。 太陽風は、昨夕に磁場強度が10nTへ強まり、 現在も12nTにやや強まった状態が続いています。 速度は300km/秒から360km/秒へ少し高まった程度で、 低速の状態が続いています。 磁場の南北成分は、強まり始めに南向きに振れて -10nTに達し、 その後、次第に北向きに変化して、現在は +7nTくらいです。 磁場が南向きに変化した頃に磁気圏の活動もやや高まって、 AE指数に700nTの変化が発生しています。 以降は磁場が北に向き、磁気圏も静かになっています。 太陽は無黒点ですが、 SDO衛星AIA193の太陽の南東の端(左下)から、 明るい領域が見え始めていて、 活動的な領域が現れようとしています。 ここに黒点はできているでしょうか。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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