宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/10/31 12:03 更新 太陽風は平均的な速さです。磁場の強まりは終わっています。 担当 篠原 太陽風の磁場強度は、今朝にかけて10nTに強まった状態が続き、 31日9時(世界時31日0時)には、15nTを超えるくらいになりました。 その後、磁場強度は一気に下がって、 現在は4nTとやや弱い状態になりかけています。 一方、速度は、400km/秒と平均的な状態から 今日未明にかけて350km/秒へ下がり、低速になりました。 その後、今朝くらいから再び高まり始め、 現在は、420km/秒と平均的な速さに戻っています。 今のところ、磁場の強まりが到来しただけで、 速度の変化には繋がっていません。 太陽風磁場の南北成分は、 北寄りから0nT付近に変わり、再び今朝から北寄りに変わっています。 磁気圏は全体としては穏やかで、 AE指数は、500nT弱の小規模の変化がしばらく続いていますが、 その他は変化のない状態です。 SDO衛星AIA193では、南半球のコロナホールは西に進み、 今回も特に影響のないまま通りすぎていきそうです。 太陽の中央部から東側(左側)にかけて、コロナホールは特に見られず、 この後も、太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 太陽は今日も無黒点です。 今月も、黒点相対数の月平均値はかなり低い値になりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 最大値が1万程度に下がっています。 この後も下がりそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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