宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:39)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/26 --- ---
10/25 --- ---
10/24 --- ---

黒点 10/26 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:36 565 -1.9
-2 h 579 +0.4
-4 h 574 +0.4
-6 h 592 -0.1
-8 h 609 -0.6
-10 h 624 -0.5
-12 h 650 -1.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -18 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -25 -/ -
-12 h -32 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 9x10^3
10/26 0.5 3x10^4
10/25 0.5 1x10^4
10/24 0.6 3x10^1
10/23 0.6 6x10^1
10/22 0.6 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
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太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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衛星電子 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2019/10/21 12:31 低速の太陽風が続いています。この後、速度が高まりそうです。
2019/10/22 12:53 太陽風は低速の状態が続いています。
2019/10/23 12:31 低速の太陽風が続き、磁気圏も穏やかです。
2019/10/24 12:23 低速の太陽風が続いています。これからコロナホールの影響が始まりそうです。
2019/10/25 11:51 高速太陽風が到来し、速度は600km/秒に高まってます。
最新のニュース

2019/10/26 13:39 更新
高速太陽風が続き、磁気圏の活動強まっています。

担当 篠原

太陽風の速度は、今朝くらいまで600lkm/秒台を保ち、
その後ゆっくりと下がり始めて、現在は570km/秒です。
磁場強度は、多少増減しながらですが、
5nT付近を推移しています。

高速太陽風は高まった状態が続いています。
27日周期の図を見ると、
前周期の高速風は、この辺りから速度が一段下がっています。
今回も、同様に速度が下がろうとしているのかもしれません。

磁場の南北成分は、
グラフの前半で -5nT程度の南向きの変化が続き、
この頃に、AE指数は1000nTから1500nTを超える
大きな変化を記録しています。
その後、磁場は0nT付近で小さく変化する様になり、
AE指数の変化も小さくなっています。

太陽風のグラフの最後では、
磁場は小幅ですが南向きに変化する様になっています。
この状態が続けば、磁気圏の活動も、
前半ほどではありませんが再び高まりそうです。

SDO衛星AIA193では、
今回の高速太陽風をもたらしたコロナホールが、
太陽の西の端に近付いています。
一方、南東側(左下)には、
緯度が高めですがコロナホールが広がっています。
前周期は、この領域の影響は特に見られなかったのですが、
今回はどうなるでしょうか。


太陽は無黒点で、穏やかに推移しています。


高速太陽風の影響を受けて、
放射線帯の高エネルギー電子が増加し、1万の線を越えています。
この後、更に高まるかもしれません。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。