宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/10/27 12:46 更新 太陽風は再び600km/秒台に高まっています。磁気圏の活動も高まりました。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜遅くに再び600km/秒台へ高まり、 今日の未明に、650km/秒まで上昇しました。 その後少し下がりましたが、現在も600km/秒と高まった状態です。 磁場強度は、6nTから4nTへ少し下がっています。 速度が高まっていた頃に、磁気圏の活動も大きくなって、 AE指数は2000nTを超える激しい変化も記録しています。 しかし、今日の未明以降は磁場の南向きの変化が小さくなり、 磁気圏の活動は一段下がっています。 AE指数の変化は500nT前後となっています。 27日周期の図を見ると、 前周期の速度が下がり始めたタイミングで、 2回目の高まりが到来しています。 SDO衛星AIA193を見ると、コロナホールは西の端に去りかけていて、 太陽風の勢いは、次第に下がっていきそうです。 一方、太陽の中央部の南半球側には次のコロナホールが広がっていて、 3日後くらいにこの影響がやって来るかもしれません。 太陽は無黒点ですが、 SDO衛星AIA193では、東端(左端)に明るい領域が見えていて、 ここに黒点があるかもしれません。 明日にはこちら側に回ってくるのではないでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は、 昨日と同じ程度に高まった状態が続いています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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