宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/10/29 13:27 更新 高速太陽風は終わり、太陽風の速度は430km/秒に下がっています。 担当 篠原 太陽風の速度は昨日のニュース以降もゆっくりと低下し、 夜遅くに500km/秒台を割って、 現在は430km/秒と平均的な速さに戻っています。 磁場強度は、3〜4nTとやや弱い状態が続いています。 磁場の南北成分は、 -2〜 -3nT程度の弱い南向きが続いています。 AE指数は、300〜500nTの小規模の変化が連続的に発生しています。 高速の状態が終わったので、 磁場の南向きの変化が今後も続いても、 磁気圏の変化は、より小さい規模になりそうです。 27日周期の図を見ると、 前周期よりも1日半ほど早く高速風が終わっています。 この後、400km/秒前後の状態が続くのか、 SDO衛星AIA193の太陽の南半球側に見えているコロナホールの影響で 速度が再び高まるのか、注目してください。 太陽は、無黒点です。 SDO衛星AIA193の東端(左端)の明るい領域にも、 黒点は見えていません。 放射線帯の高エネルギー電子は、高まった状態が続いています。 高速太陽風が終わったので、 今後はゆっくりと減少していくでしょう。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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