宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/10/25 11:51 更新 高速太陽風が到来し、速度は600km/秒に高まってます。 担当 篠原 高速の太陽風が到来しました。 昨日の夕方くらいに磁場強度が10nT前後まで強まり、 速度も上昇を始めて、24日21時(世界時24日12時)に500km/秒に達し、 その後も次第に高まって、現在は600km/秒まで高まっています。 磁場強度は今朝くらいから少し下がって、 現在は6nTと平均的な値に戻っています。 27日周期の図を見ると、 前周期と同じタイミングで変化が始まっています。 一方、前周期は700km/秒まで高まりましたが、 今回は今のところ600km/秒です。 この後、前周期並みに速度が高まるのか、 今回はこのくらいで留まるのか、引き続き注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、南北に頻繁に変化していて、 南向きの時は、-5nT前後の変化が続いています。 速度の高まりもあり、磁気圏の活動は活発になっていて、 AE指数では、700〜1200nTの中規模から大規模の変化が 繰り返し発生しています。 現在は磁場強度が下がりかけているので、 今後は南向きの変化も小さくなりそうです。 一方、速度は高まった状態なので、 磁気圏の活動はある程度高まった状態が続きそうです。 27日周期の図によると、前周期の高速風は6日ほど続きました。 今回はどうなるでしょうか。 太陽は無黒点です。 穏やかに推移しています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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