宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/10/ 6 12:52 更新 一時的に第25期の黒点が現れました。9月の黒点数は 1.1 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、 9月の黒点相対数の月平均値は、 1.1 と発表されました。 9月は、1日から3日にかけて2748黒点群が見えていました。 このため、日毎の黒点相対数の累計値は 33 となり、 月平均値は 1.1 となりました。 1.0 は超えましたが、 6月以降、4か月連続で 1 以下という低い値が続いています。 また、4日以降は無黒点が続き、無黒点の日数は27日に達しています。 今回の極小期で、月毎の無黒点の日数が25日を超えたのは7回目です。 前回の極小期は9回発生していて、次第に前回の数字に近付いています。 一方、月に28日以上と条件を変えると、 前の極小期は6回発生していたのに、今回はまだ1回だけです。 黒点の少なさの迫力という点では、 現時点では、前回の方がまだ上回っていると思います。 現在の太陽は無黒点です。 SDO衛星の可視光写真によると、 昨夕から今日の未明にかけて、太陽の中央部の北西寄り(右上)に、 とても小さい黒点が一時的に発生した様です。 SDO衛星AIA193で、明るく光っている場所です。 緯度は北緯30度と高めで、磁場の並びも新しい第25期の順番です。 太陽風は、400km/秒と平均的な速度が続いていますが、 グラフの最後で450k/秒へ少し高まる変化が見えています。 一時的な変化なのか、この後も続くのか注目してください。 太陽風の磁場強度は、5nT前後と平均的な状態に戻っています。 南北成分は、小幅ですが南北に変化していて、 磁気圏では小規模の活動が度々発生しています。 AE指数のグラフでは、300〜500nTの変化が起きています。 太陽黒点相対数の長期変化。9月の黒点相対数は 1.1 でした。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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