宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:02)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 3 --- ---
10/ 2 --- ---
10/ 1 --- ---

黒点 10/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
2749 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 462 +1.1
-2 h 474 -0.6
-4 h 468 -1.7
-6 h 473 -0.8
-8 h 474 +1.8
-10 h 485 -0.1
-12 h 501 +1.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -14 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
10/ 3 0.5 5x10^3
10/ 2 0.6 3x10^3
10/ 1 0.7 2x10^4
9/30 0.5 7x10^4
9/29 0.5 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2019/ 9/28 12:02 高速の太陽風が到来し、速度は650km/秒に高まっています。
2019/ 9/29 12:16 高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
2019/ 9/30 12:54 太陽風の速度は少し下がってやや高速です。磁気圏の活動は高まっています。
2019/10/ 1 11:04 太陽の東端に黒点が現れています。太陽風はやや高速です。
2019/10/ 2 12:20 黒点は2749群となっています。やや高速の太陽風が続いています。
最新のニュース

2019/10/ 3 12:02 更新
太陽風はやや高速の風が続いています。カナダ・アルバータ州のオーロラをどうぞ。

担当 篠原

小貝哲夫さんより、カナダのアルバータ州の各地で、
現地27〜29日に撮影されたオーロラの写真をいただきました。
小貝さんは、今回の高速太陽風の到来に合わせてカナダへ向かい、
アルバータ州の各地で撮影を行ったそうです。

1枚目は、高速太陽風が始まった直後の現地27日深夜の撮影です。
頭上でのオーロラの見事な輝きです。
薄雲が張り出し始める中の撮影だったそうで、
この後、空全体を雲が覆って、
オーロラはその上で炸裂し続けていたそうです。

2枚目は、低緯度側へ500kmほど移動しての撮影だったそうですが、
撮影場所を見つけるのに苦労して、
撮影を始めた後は、オーロラはあまり活発にならなかったそうです。
水面にオーロラの光が映り、雄大な風景です。
オーロラのすぐ上に北斗七星が見えています。

3、4枚目はバンクーバーへ戻る途中、天候が回復したので、
マウント・ロブソン州立公園で星空の撮影を行ったそうです。
オーロラはかなり遠く、低い空に見えているだけです。

天候は少し厳しかった様ですが、
狙い通りの高速太陽風の到来で、見事なオーロラの撮影です。
後半の2枚は、撮影場所が低緯度側にあるため、
いつもと雰囲気の違う写真になっていて、とても印象的です。
どうもありがとうございます。



太陽風は、470km/秒とやや高めの速度が続いています。
磁場強度は、5nTから4nTへ下がり気味ですが、
平均的な状態です。
27日周期の図の前周期と同様に、やや高まった太陽風が続いています。

太陽風磁場の南北成分は、
0nTを挟んで、南北に変化しています。
時々南向きに少し強まって、AE指数に小規模の変化を起こす程度で、
磁気圏は比較的穏やかになっています。

27日周期の図の前周期の変化を参考にすると、
この後も、太陽風はやや高めの状態が続く可能性があります。
どこまで続くか注目してください。


太陽では、2749黒点群はとても小さくなっていて、
拡大写真でかろうじて見つけられる程度です。
太陽は、この後無黒点になりそうです。





カナダ・アルバータ州北部のHigh Levelで、現地28日0時(世界時28日6時)に撮影されたオーロラ。
(c) 小貝哲夫氏


カナダ・アルバータ州中部のLesser Slave Lakeで、現地28日23時(世界時29日5時)に撮影されたオーロラ。
(c) 小貝哲夫氏


カナダ・アルバータ州中部のマウント・ロブソン州立公園で、現地29日20時(世界時30日2時)頃に撮影されたオーロラ。
(c) 小貝哲夫氏


カナダ・アルバータ州中部のマウント・ロブソン州立公園で、現地29日20時(世界時30日2時)頃に撮影されたオーロラ。
(c) 小貝哲夫氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。