宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/10/ 1 11:04 更新 太陽の東端に黒点が現れています。太陽風はやや高速です。 担当 篠原 太陽の東端から黒点が姿を現しました。 端に近いためまだ見づらく、 掲載の可視光写真では、白斑の方が目立っています。 現れたのは、南緯10度と比較的低緯度です。 磁場の様子はまだはっきり分からないのですが、 現在の第24活動周期の黒点かもしれません。 X線グラフでも、 とても小さい値ですが、変化が現れています。 太陽風は、460km/秒とやや高速の状態が続いています。 磁場強度は、5〜6nTと平均的な値を保っています。 磁場の南北成分は、グラフの前半は南寄りの傾向が続いていて、 -3〜 -5nTの南向きが長い時間発生しています。 このため、磁気圏の活動も高まった状態が続いていて、 AE指数のグラフは、途中までは500nT前後の変化が連続しています。 太陽風のグラフの最後では、磁場は再び南向きになっています。 この傾向が続けば、この後も磁気圏の活動は続くでしょう。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部の南半球側にコロナホールが見えています。 このままこの領域の影響に繋がって行きそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は減少して、 GOES15(青線)だけ1万に達しています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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