宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 9/27 12:39 更新 太陽風は低速の状態が続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 再び、景山植光さんよりお送りいただいた、 カナダ・イエローナイフのオーロラ写真を紹介します。 撮影時刻としては、前に紹介した写真の2夜前にあたる、 現地19日1時52分(世界時19日7時52分)です。 この日の太陽風は、380km/秒とやや低速で、 磁場強度も3nTとやや弱い状態でした。 磁場の南北成分は、0nT付近に留まっていて、 AE指数は変化の見られない状態だったのですが、 この写真の少し前に、太陽風の磁場が -2nTくらいに弱く南を向き、 AE指数に100nTくらいのとても小さい変化が発生しています。 景山さんによると、この日は0時過ぎまでオーロラは出ず、 1時半頃にやっと薄いオーロラアーチが現れ、 そのまま暗いオーロラが見えていた後、 写真の時に1分間くらいの短いブレークアップが発生したそうです。 写真の撮影時刻は10秒間隔となっていて、あっという間の変化だった様です。 太陽風の小さい変化による小さいオーロラ活動です。 時間は短くても、地上ではこの様なオーロラを見ることができるのですね。 興味深い写真をどうもありがとうございます。 太陽風は、速度は340km/秒に下がり、 磁場強度も1nTと弱くなっています。 高速太陽風の到来が近付いていると思われますが、 変化はまだ始まっていません。 27日周期の図を見ると、前周期よりも変化の始まりは遅れています。 タイミングが前後することは普通のことですので、 この後の変化の始まりに注目してください。 磁気圏は穏やかで、AE指数はほとんど変化がありません。 太陽は、無黒点が続いています。 SDO衛星AIA193では、東端(左端)に明るい領域が見えています。 ここから黒点が現れるでしょうか。 カナダ・イエローナイフで、現地19日1時52分(世界時19日7時52分)に撮影されたオーロラ。 (c) 景山植光氏 カナダ・イエローナイフで、現地19日1時52分(世界時19日7時52分)に撮影されたオーロラ。 (c) 景山植光氏 カナダ・イエローナイフで、現地19日1時52分(世界時19日7時52分)に撮影されたオーロラ。 (c) 景山植光氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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