宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 9/ 3 13:58 更新 高速太陽風は、650km/秒に少し下がっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 田代敦志さんより、カナダ・イエローナイフで、 現地8月30日23時(世界時31日5時)に撮影された オーロラの写真をいただきました。 今回の高速太陽風が始まって半日後くらいの、 速度が600k/秒台に達した頃のオーロラです。 AE指数は、この直後に1000nTに達する変化を記録しています。 美しいオーロラの帯が頭上を通り抜けています。 田代さんによると、この後オーロラが全天に広がって、 辺りが明るくなる程の輝きになったそうです。 秋分の日も近付き、 北半球のオーロラの季節が始まったんだなと感じます。 美しい写真をどうもありがとうございます。 太陽風は、高い速度を保っています。 昨日のニュースの後、再び700km/秒に高まり、 そこからゆっくりと低下して、現在は650km/秒です。 磁場強度は、3〜4nTとやや弱くなっています。 高速風としては、後半に入りつつある様です。 太陽風磁場の南北成分は、磁場が弱まってきたこともあり、 南向きの変化は、-2〜 -3nTと小さくなってきました。 このため、磁気圏の活動も規模が一段小さくなり、 AE指数の変化は500〜800nTと中規模に留まっています。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風は8月10日にかけて500km/秒前後を推移しています。 今回も同様であれば、今後次第に速度を下げながら、 3〜4日程度速度の高まった状態が続きそうです。 磁気圏の活動の規模も、次第に小さくなっていくでしょう。 太陽の2748黒点群は小さくなっています。 掲載の写真ではかろうじて見える程度です。 太陽は無黒点に戻りそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、10万近くまで高まっています。 高速風が落ち着いてきたので、今後は減少に向かいそうです。 (c) 田代敦志氏 カナダ・イエローナイフで、現地8月30日23時(世界時31日5時)に撮影されたオーロラ。 (c) 田代敦志氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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