宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 9/ 1 14:37 更新 太陽風の速度は750km/秒に高まっています。磁気圏の活動も活発です。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュース以降も次第に高まり、 31日21時(世界時31日12時)には、700km/秒に達しました。 今朝からはもう少し高まって、現在は750km/秒です。 前周期と同じ程度の高速風に達しています。 磁場強度は、6nT前後で推移しています。 南北成分は南寄りになっていて、 -3〜 -5nT程度の南向きの変化が目立っています。 このため、磁気圏の活動は一気に高まり、 AE指数は1000nTに達する大規模な変化が繰り返し発生しています。 最大の変化は、1800nTに達しています。 極域では活発なオーロラの活動が見えているのではないでしょうか。 27日周期の図を見ると、前周期の太陽風では、 速度の高まりはこれから最大に達しています(8月5〜6日)。 引き続き、今後の速度の変化と磁気圏活動に注目してください。 太陽では、今朝くらいから、 東側(左側)に小さい黒点が発生しています。 緯度は北緯14度程度と低緯度で、 磁場の並びも現在の第24期の順番です。 放射線帯の高エネルギー電子は、 太陽風速度の高まりを受けて増加しています。 GOES14と15の衛星が、1万を超えたところです。 この後、更に増加しそうです。 高専スペースキャンプは、 実験結果のまとめの発表会を行って終了しました。 昨日は、気球を使って人工衛星モデルを上空にぶら下げる実験を、 雨の隙間を狙ってなんとか行うことができました。 これから鹿児島に戻るところです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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