宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 8/31 10:19 更新 高速太陽風が到来し、速度は570km/秒に高まっています。 担当 篠原 コロナホールの影響が到来して、高速太陽風が始まっています。 変化は、昨夜、磁場強度の高まりから始まりました。 2nTと弱くなっていた磁場強度は、 30日23時(世界時30日14時)頃に10nTに強まります。 その頃から速度も上昇し始めて、 今朝、31日6時(世界時30日21時)頃に、570km/秒に達しました。 現在もこの高速風が続いています。 27日周期の図を見ると、 速度の変化は前周期よりも1日ほど早くなっています。 コロナホールが広がったことが影響している様です。 太陽風磁場の南北成分は、時々南向きに強まっています。 そのタイミングで磁気圏の活動も高まっていて、 AE指数のグラフでは、 500〜700nTの中規模の高まりが発生しています。 太陽風の磁場強度は高まった状態が続いているので、 速度は更に高まる可能性があります。 前周期は700km/秒を超えるくらいに高まりました。 この後の速度の変化に注目して下さい。 また、磁場が強まっていることから、 南向きの大きな変化が到来する可能性があります (掲載のグラフでも、最後は -10nTの変化になっています)。 速度が高まっていることもあり、 磁気圏の活動は更に大きな変化になる可能性があります。 太陽は、無黒点です。 穏やかに推移しています。 高専スペースキャンプは3日目を迎えています。 昨日の午後は曇り空ですみ、無事に屋外実験を行うことができました。 今日も、天気予報は厳しいのですが、今のところ天気は良く、 このまま今日も屋外実験に進みたいところです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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