宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 8/ 8 17:44 更新 太陽風は平均的な速度に下がっています。磁気圏も穏やかになってきました。 担当 篠原 太陽風の速度はゆっくりと低下して、 現在は430km/秒と平均的な状態に戻っています。 27日周期の図を見ると、 今回の太陽風速度の高まりは、3日ほど続きました。 太陽風の磁場強度は、5nTに上がって、 こちらも平均的な状態です。 南北成分の変化は小さく、 磁気圏の変化は小規模になっています。 AE指数は200〜300nTの変化が続く様になっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 太陽の南半球に淡いコロナホールが広がっています。 2〜3日後にこの領域の影響が見られるかもしれません。 東側にはコロナホールはなく、 この後の太陽風は基本的には穏やかに推移しそうです。 太陽の2747黒点群は、昨夜くらいで見えなくなっています。 SDO衛星AIA193の東側の中程に明るい領域がありますが、 ここで小さい黒点ができたり消えたりしています。 現在ははっきり見えるほどではありません。 放射線帯の高エネルギー電子は、 1万を超える状態が続いています。 太陽風の速度が下がったので、今後は減少に向かうでしょう。 前期の終わりを迎えて、学校の用事が重なり、 更新が遅くなりました。 授業は明日までで、週末から夏休みが始まります。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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