宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 8/ 6 14:00 更新 太陽風の速度は700km/秒に高まり、磁気圏も活動的になっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日の夕方に500km/秒を超えて高速状態になり、 その後も上昇を続けて、今朝早くに700km/秒に達しました。 27日周期の図を見ると、前周期を上回る高速風になっています。 太陽風の磁場強度は、昨夕に20nTまで高まりましたが、 その後は次第に低下して、現在は3nTとやや弱い状態です。 磁場の南北成分は、磁場が強まっていた昨夜までは、 南向きのやや大きい変化が続いていました。 このため、磁気圏の活動も高まって、 AE指数は1000nTを超える大規模な変化が繰り返し発生しています。 その最後の大きな高まりである、世界時5日16時頃のオーロラの様子を、 昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。 磁場強度が下がり始めた後は、南北の振れ方も小さくなっています。 磁気圏の活動度は一段下がって、 AE指数は500nT前後の中規模の変化が続く程度になっています。 前周期の太陽風は、 500km/秒を超える速度の高まりが2日ほど続いて、 その後、400km/秒台中盤の状態が4日ほど続きました。 今回はどの様な推移になるでしょうか。 太陽では、昨日の午後から今朝にかけて、 中央部の南半球側に黒点が出現していました。 SDO衛星AIA193の写真の 中央の少し下で明るく光っている場所です。 2745群と番号が付けられましたが、 現在はほぼ見えなくなっています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 太陽風の高まりを受けて、今後高まって行く可能性があります。 現在はまだ低い状態です。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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