宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 8/ 1 12:29 更新 太陽風は520km/秒に高まり、高速風になっています。 担当 篠原 昨日のニュース以降も、 太陽風の速度は400km/秒台後半を推移し、 今朝には、520km/秒に高まって高速状態に変わりました。 磁場強度は、 今朝にかけて5〜10nTとやや高まった状態が続きましたが、 現在は4nTと平均的な値に戻っています。 27日周期の図を見ると、 太陽風の速度は前周期よりも大きな高まりになっています。 今後の推移に注目して下さい。 太陽風磁場の南北成分は、 今朝までは北寄りの傾向が続き、 その後、0nT付近で小さく変化する様になっています。 このため、AE指数のグラフは途切れていますが、 磁気圏の活動は比較的穏やかに推移していた様です。 現在、太陽風の速度が高まっているので、 磁場が南向きに変化する様になると、 磁気圏の活動も高まって行くでしょう。 SDO衛星AIA193では、 中央部の東側(左側)にコロナホールの薄暗い領域が見えています。 27日前、54日前のコロナホールと比較すると(1枚目の図)、 赤道を越えて、南半球側へ広がっていることが分かります。 4日後くらいから影響が始まりそうです。 太陽は今日も無黒点で、穏やかな状態が続いています。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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