宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 8/ 2 12:29 更新 太陽風の速度は少し下がっています。7月の黒点数は 0.9 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、 7月の黒点相対数の月平均値は、 0.9 と発表されました。 月平均値が1を割るのは、今年2月の0.8以来で、 現在の極小期としては2回目です。 かなり静かと言われた前回の極小期は、4回発生しました。 今期はどんな回数になるでしょうか。 無黒点の日は、27日でした。 6月も26日に達していて、黒点の見えない日が多くなっています。 今日の太陽も無黒点です。 穏やかに推移しています。 太陽風は、昨日の午後に550km/秒くらいまで速度が高まりました。 その後はゆっくりと下がり、 現在は480km/秒とやや高速くらいになっています。 磁場強度は4nTから3nTへ下がり、やや弱い状態です。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの前半は北寄りでしたが、 後半は南北に変化する様になっています。 振幅は小さいため、磁気圏への影響は限定的で、 AE指数は400〜500nTの小規模の変化程度です。 太陽風は速度が下がり始めているので、 磁気圏の変化も小さくなっていくでしょう。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールが太陽の中央に見えています。 速度の高い太陽風が、 地球に向かって飛び出しているところです。 太陽から地球まで3日ほどかけてやって来ます。 太陽黒点相対数の長期変化。7月の黒点相対数は 0.9 でした。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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