宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 7/23 12:25 更新 黒点は見えなくなりました。太陽風は平均的な速度になっています。 担当 篠原 昨日太陽に現れた黒点は、2745群と番号が付けられました。 しかし、SDO衛星の可視光写真によると、 今朝くらいに見えなくなった様です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 明るく光っている領域として見えています。 X線グラフに変化はなく、 太陽は穏やかな状態が続いています。 太陽風は、昨日のニュースの後に速度の上昇が始まり、 平均的な速さ程度ですが、深夜に430km/秒に達しました。 その後は少し下げて、400km/秒前後を推移しています。 また、10nT近くに高まっていた磁場強度は、 夜になると下がり始め、 以降は5nT前後と平均的な値になっています。 27日周期の図を見ると、 前周期の6月26日に見られた、 速度の弱い高まりが回帰してきた様です。 前周期は1日程度で高まりは終わったので、 今回も明日には低速風に戻っているかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場強度が高まっていた頃に、 -5nT程度の南向きの変化が繰り返し発生しています。 このため、AE指数には500〜700nTの中規模の変化が発生しています。 しかし、磁場強度が下がり始めた後は、 南北成分は0nT付近に留まるようになり、 磁気圏も静かになっています。 今日のSDO衛星AIA193では、 赤道や低緯度域にコロナホールは見られません。 今後、太陽風は低速の風が続きそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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